文章を書いているとつい「ですが」を多用してしまい、自分でも気になることありませんか?
「これははとても良かったですが…」「非常にありがたいお話ですが…」「◯◯しようと思ったんですが」など。
自分では気づかず「ですが」を頻繁に使っていて、誰かに指摘されたという方もいらっしゃるかもしれません。
友人や家族とのやり取りであれば相手が悪気なく指摘してくれると思います。
しかし、例えばビジネスメール(特に社外との)であれば指摘してくれる人はまずいません。
下手をすると、「読みにくい」「まとまりがない」となど悪印象を持たれる可能性だってあります。
かくいう僕も、かなり多用してしまっていました。
それも、自分では多用していることに全然気づかず、誰かから指摘されたこともありません。
そのため、自分で自分の作った文章を見返したときに、「『ですが』ばかり使っている…」と率直に感じました。
一方で「ですが」という接続詞は非常に便利です。
頻度や使い所さえ間違わなければ、活用したいことに変わりはないんですよ。
多用すると文章の流れが途切れてしまい、伝えたいことが伝わりにくくなってしまうことも。
そうは言っても言い換えたり、別の表現が思いつかないと思った方。大丈夫です。
今回は文章力アップに繋がる言い換え方法などをお伝えしていきます。
「ですが」とは。加えて例文
そもそも「ですが」とは?から。
「ですが」は接続詞で、「だが」の丁寧な言い方です。
接続詞についても簡単にご紹介します。
主にこれらの種類があります。
種類 | 意味 | 主な接続詞 |
順接 | 事柄が順当な結果を導く | だから、したがって、すると、ので |
逆接 | 事柄が予想していない結果を導く | しかし、ところが、ですが |
並列 | 複数の事柄を並べて述べる | また、および、そして |
言換 | 同じ内容を別の言い方で表す | つまり、すなわち、要するに |
対比 | 事柄を比べる | または、あるいは、一方で |
説明 | 事柄を詳しく説明する | 例えば、なぜなら、もっとも |
ちなみに、僕はこれらを何気なく使っていて、正しい使い方ができていたか自信はありません。。
調べてみてよかったです。勉強になりました。
「ですが」は逆接として使われます。「しかし」と同じですね。
使い方の違いは「ですが」は主に文中に使われるのに対し、「しかし」は文頭で使われるということです。
「〜ですが」「です。しかし〜」と言えばイメージしやすいでしょうか。
口語っぽい砕けた文章では文頭に「ですが」を持ってくることもあって、あまり違和感なく読めます。
では、次に「ですが」の例文をいくつか。
「ですが」を使った例文
- 僕は運動が嫌いですが、健康のためにジョギングを始めました。
- 上司はA案で進めるとのことですが、僕はB案の方が良いと思います。
- (電話で)さーだですが、佐藤さんいらっしゃいますか?
気をつけたいのは、1と2です。
この場合の「ですが」は否定し別のことを述べる目的で使われます。
1の場合は自分自身のことのため、全く問題ありません。
しかし、2は上司の考えを否定し、別の案が良いと述べていることから、目上の人に自分の考えを伝える際に「ですが」を使うのは避けたほうが良いでしょう。
3は一般表現となっているため、特に問題ないのかなと。(僕はマナー講師ではないため詳しくはわかりません)
「ですが」を多用すると読みにくい

ここまで「ですが」についての説明をしてきました。
そこで、実際に「ですが」を多用するとどういう風に見えるか例文を使って試してみます。
↓↓例文
今日、近所に新規オープンしたカフェへ朝早めに行ってきたんですが、ものすごく混んでたんです。
店内の雰囲気がすごくオシャレで素敵だったので、席に座ってゆっくり飲みたかったのですが、満席で仕方なくテイクアウトに。。。
でも、天気が良くて公園のベンチに座ってコーヒー飲みながら一息ついていました。
ですが、急に風が強くなってきて、それに雨も降ってきて大急ぎで家に戻る羽目に。
立て続けの予想外の事態にびっくりしましたが、通り雨だったみたいで、また晴れました。
もう1回同じカフェに行ってこようかなと思ったんですが、満席だったらどうしよう。
そして気づいたら昼寝をしていたみたいで、起きたら夕方でした。という土曜の1日。
↑↑ここまで
いかがでしょうか?なんか読みにくくありません?
自分で書いておいてアレですけれども、そもそも内容が頭に入ってこないんですよね。
(これは僕のライティングスキルが低いということが原因として大いに考えられます)
例文の中で「ですが」が使われた回数は、なんと5回。多いですね。
この例文での「ですが」は期待とは違った展開や、そもそも予想していない展開になる場面で使うことを意識していました。
例えば『近所に新規オープンしたカフェへ朝早めに行ってきたんですが、ものすごく混んでたんです。』は朝早く行ったら空いているだろうと期待していたのに混んでいた、という流れになります。
使い方としては正しいかもしれません。しかし、多用しすぎていてクドい印象を受けます。個人差があると思うので何とも感じない人もいらっしゃるでしょう。
でも、僕にとってはすごく読みにくい文章です。
言い換えや別の表現にすると読みやすい

便利でつい使いがちな「ですが」は別の言葉に言い換えたり、そもそも文章を変えることで多用を避けることができます。
先ほどの例文を書き直してみます。なお、違和感がないようにそのままにしている箇所もあります。
↓↓ここから
今日、近所に新規オープンしたカフェへ朝早めに行ってみました。ところが、ものすごく混んでたんです。
店内の雰囲気がすごくオシャレで素敵で、席に座ってゆっくり飲みたかったのですが、満席で仕方なくテイクアウトに。。。
でも、天気が良くて公園のベンチに座ってコーヒー飲みながら一息ついていました。
そうしたら急に風が強くなってきて、それに雨も降ってきて大急ぎで家に戻る羽目に。
立て続けの予想外の事態にびっくりしましたが、通り雨だったみたいで、また晴れました。
もう1回同じカフェに行ってこようかなと思っているものの満席だったらどうしよう。
そして気づいたら昼寝をしていたみたいで、起きたら夕方でした。という土曜の1日。
↑↑ここまで
いかがでしょうか?
先ほどのものより読みやすくなったと思いませんか?
僕自身はこちらの方が読みやすいと思っています。
黄色ハイライトが変更箇所です。
違う言葉に置き換えているところ、そもそも文章を変えているところがあります。
特に最初の文章は「ですが」で繋げて一文にしていたものを、文章を分けています。
「ですが」の前後(期待、期待とは違う結果)を繋げずに文自体を分けることで、長ったらしくなることもなくリズムも生まれている気がしませんか?
例文自体が口語に寄せているため砕けた言い回しになっており、もしかしたら適切な表現ではないかもしれないです。
ですが→ところが
ですが→そうしたら
ですが→ものの
これらを言い換えても、意味は通じていますよね?
「ですが」に限らず、同じ言葉を連続してしまったり、頻繁に出てくるとどうしても読みづらくなってしまいます。
加えて、リズムも悪く読者にとってあまり良い印象を持たれないかもしれません。
特に「ですが」は2つの文を1つにまとめるような役割を持っている気がしていて、文自体が長くなってしまうんですよね。
自分で自分の文章を意識して読むと、余計にそう感じています。
多用ではなく違う表現を意識しよう

文章の癖ってありますよね。その人特有の。
僕もあって、最初に触れたように「ですが」をつい癖で多用してしまうんです。
なかなか人に指摘されることもないため、自分自身でも気づくことすらない可能性だってあります。
癖は個性とも受け取れます。多用していても使い方さえ間違っていなければ問題ないはずです。
しかし、ブログのように読者に読まれてナンボのような場合は別だと僕は考えています。
正しい文章であっても、読者に読みづらいと思われたらすぐ離脱されてしまいます。その結果、ブログのアクセス数も増えることもないでしょう。
他の人に読まれる前提の文章は相手が読みやすい、伝わりやすい文章を意識した方が良いです。僕も自分自身に言い聞かせています。
ブログに限らず仕事のメールやチャットなどテキスでコミュニケーションを取る機会はかなり多いです。
上司が文章を指摘することは恐らくほとんどないため、自分で自身の癖をチェックして、別の言葉に置き換えたり、そもそも文自体を変えることを意識してみることをオススメします。
最後に、この記事はなるべく「ですが」を使わないように意識して書きました。
癖なだけあって、つい使ってしまうところもありますし、うっかり入力→消してを繰り返してしまってました。
僕もライティングスキルやそれ以前の文章力が足りていないことは自覚していて、これを機に読みやすい文章を心掛けていきます。