きっと多くの家庭で使われている柔軟剤。
ドラッグストアなどでは、選ぶのに迷うほどたくさんの柔軟剤が販売されています。
文字通り衣類を柔らかくする柔軟剤。
加えて、様々な香りのものがあって、香りを楽しむという側面もありますよね。
ですが、柔軟剤は本当に必要なのでしょうか?
今回は、柔軟剤を使わない生活を実際に試してみた感想をお届けします。
ひょんなことから柔軟剤を使わずに3ヶ月ほど洗濯をしてきた、僕が感じる使うことのメリットやデメリット、使うことのメリットやデメリットも併せてお伝えできればと思います。
柔軟剤を使わないと洗濯物の仕上がりに変化があるのか興味がある方や、柔軟剤の必要性を見直したい方に向けた内容となっております。
結論|洗濯物の触り心地を気にしないなら、柔軟剤は必要ない

結論から言ってしまうと、洗濯物の触り心地を気にしない人なら、柔軟剤は不要です。
柔軟剤を使わないと、洗濯物を干して取り込んだ時に、ゴワゴワして固い触り心地がします。
これを気にするか気にしないかで柔軟剤の必要性は変わってくると思い、気にしないのなら柔軟剤は不要ですよ。
ただ、これは文章では伝わらないですし、実際に触ってみないと分からないもののため、実際に柔軟剤を使わずに一度洗濯してみるのが良いかもしれません。
また、これは乾燥機能が付いていない洗濯機の場合で、ドラム式洗濯機など乾燥機能が付いている場合も柔軟剤は不要だと思います。
乾燥させるとフワフワして柔らかい触り心地になりますよね?
だから、触り心地を重視するなら、柔軟剤って必要ないと思ってます。
柔軟剤を使わなかった理由
では、なぜ僕が3ヶ月も柔軟剤を使わなかったのか、その理由はと言いますと。
端的に、「買うのがめんどくさかった。そして買うのを忘れてしまっていた。」です。
もともと使っていた柔軟剤を使い切って、買いに行くのめんどくさかったんです。はい、ズボラです。
そして、それから洗濯する数回は「柔軟剤を買いに行かなきゃ」と思い出していたのですが、その後は洗濯しても思い出さなくなってしまいました。
そして、月日は流れて3ヶ月も経ってしまい…
当たり前のように洗剤だけで洗濯することにすっかり慣れていて、柔軟剤のことを忘れていたのですが、
今日(2024年5月25日)ドラッグストアに行って、洗濯洗剤コーナーで柔軟剤を見かけて、「あ、そういえば柔軟剤しばらく使ってなかったな」と思い出しました。
物忘れが激しい自分にちょっと引く瞬間でもあります。
柔軟剤を使わずに過ごして、実際どうだったか

柔軟剤を使わずに洗濯しててどうだったかは、「触り心地を気にしたことはあるけど、別にそれほど意識していなかった」です。
思い返すと、洗濯物を外干しして取り込んだ際に、たしかゴワゴワと硬い感じはしました。
でも、ただそれだけです。本当それだけ。
取り込んだ服を着る時は何も感じないし、タオルを使う時も別に何とも思わなかったんですよね。
きっと違いがわかる人はいるんでしょうけど、僕は取り込んだ時くらいしか意識してなかったですし、でも取り込んだ時にそう感じたなら、実際着る時もゴワゴワしてたんですよ。きっと。
日常生活では、何も困らないくらい触り心地以外は変化がありませんでした。
柔軟剤を使うメリット
ここまで僕の主観ばかり伝えてきましたが、ここからは柔軟剤を使うメリットとデメリットを紹介していきます。
洗濯物の触り心地が良い
まずは、これです。
僕が柔軟剤を使わなかった乾燥の真逆ですね。
柔軟剤を使って洗濯すると、干して取り込んだ際に洗濯物を触ってみると、触り心地がふわふわして柔らかいんですよ。
コインランドリーで乾燥させたとき程ではありませんが、柔軟剤を使わない場合と比べるとそう感じます。
そもそも柔軟剤という言葉の通り、「衣類を柔らかくする」ことが目的のため、当然といえば当然ですよね。
ただ、ふかふかではなくふわふわという点に注意を。
ふかふかにするには乾燥機にかけないと難しいかもしれません。
あくまで、ゴワゴワさせずにふわふわした仕上がりになるということをお含みおきください。
(既にみなさんご存知だとは思いますが)
衣類にいい香りを付けられる
各種メーカーから柔軟剤が販売されていて、それぞれ違う香りのタイプがあります。
石鹸のような香りから、柑橘系など本当に様々です。
どれを選べばいいか分からないくらい種類がありすぎて、いくつも試した人も少なくないはず。
実際、柔軟剤を使って洗濯すると、確かに干すときや取り込んだときは良い香りがします。
自分好みの香りだと、リラックス効果とかストレス解消にも繋がっているかもしれません。
また、香りを上手に長持ちさせられれば、自分だけではなく周囲の人にも良い香りをお裾分けできることもあります。
たまにいませんか?柔軟剤の香りがする人って。
むしろ、どうやってそこまで長い時間香りを持続させることができるのか謎ではありますが、きっと持続方法はケーカーなどで紹介していると思うので、ここでは割愛します。
(勉強不足ということもあり)
柔軟剤を使うデメリット
お金がかかる

当たり前といえば当たり前ですが、柔軟剤は買うとお金がかかります。
値段も幅広いですが、最低でも200円くらいするのではないでしょうか?
毎日洗濯するようなご家庭だと1ヶ月経たないくらいで使い切る気がします。
柔軟剤なら何でも良く一番安いもので十分!という方は良いのでしょうが、香りや消臭などにこだわりがある方は高い商品を買うことになると思います。
そうなると、1個400円くらいを毎月買うとして、年間で約5,000円になります。
これを高いとみるか安いとみるかは個人差あるものの、僕としては高い印象を受けます。
だって、触り心地や香りを気にしないならそもそも柔軟剤要らないし、ってなりますもん。
柔軟剤を使わない場合、汗臭い匂いが残るなら絶対使いますが、別に香りがしなくても嫌な匂いがしなければ何の問題もありません。
また、こういう消耗品は1個の金額で考えるのではなく、年間で金額を考えてみると意外と高いな、など新しい気づきがありますよ。
衣類が長持ちしないかも
柔軟剤は脂の膜で繊維をコーティングするため、素材によっては衣類を長持ちさせる効果があります。
一方で、素材によっては反対に機能が低下して長持ちしなくなる原因にもなってしまいます。
有名なのがタオルですね。
タオルを洗濯する時に柔軟剤を使うと、吸水性が弱くなってしまうと聞いたことあるのではないでしょうか?
柔軟剤は繊維をコーティングするため、吸水力が弱くなってしまうんですって。
髪の毛で例えると、シャンプーが洗濯洗剤で、リンスやトリートメントが柔軟剤でしょうか。
こう例えるとイメージしやすいかもです。
また、掃除の時にマイクロファイバーのクロスを使っている方も多いと思います。
マイクロファイバーもタオルと同様に吸水力が弱くなってしまう原因となるため、柔軟剤を使わない方がいいでしょう。
肌トラブルに繋がるかもしれない

これは個人差があると思いますが、柔軟剤によってニキビなど肌トラブルに繋がる可能性があります。
原因は柔軟剤に含まれる”界面活性剤”というものになります。
界面活性剤とは下記を参考にしてください。
界面活性剤は、界面(物質の境の面)に作用して、性質を変化させる物質の総称です。構造としては、1つの分子の中に、水になじみやすい「親水性」と、油になじみやすい「親油性」の2つの部分を持っています。この構造が、本来、水と油のように混じり合わないものを、混ぜ合わせるのに役に立ち、汚れを落とす洗浄の働きをするのです。代表的なものに石鹸(脂肪酸塩)があります。また、洗剤の他にも、医薬品、化粧品、食品などの成分としても広く使われています。
花王公式サイト
この界面活性剤、柔軟剤では主に陽イオン界面活性剤が含まれており、これはすすぎ後も衣類に残りやすく肌トラブルに繋がるかもしれないのです。
すすぎをしても衣類に残りやすく、またこの界面活性剤は殺菌作用があるため、敏感肌などの方は衣類が肌に接することでニキビや炎症など肌トラブルの原因になってしまうんです。
界面活性剤によって衣類が柔らかく仕上がるのですが、肌トラブルになるのであれば、触り心地は諦めて柔軟剤は使用しない方がいいかもしれません。
あるいは、医師に相談して柔軟剤に含まれていても問題ない成分をきちんと確認することをおすすめします。
ご自身の肌に合う柔軟剤がない、でも衣類は柔らかく仕上げたいという場合は、乾燥機にかけることも医師と相談してみてはいかがでしょうか。
余談|久しぶりに柔軟剤を買ってみた
最後に余談ではありますが、僕は5ヶ月か半年ぶりくらいに柔軟剤を買いました。
もともと使っていたものを3ヶ月前に使い切って、それから一度も柔軟剤を使っていません。
振り返ると衣類がゴワゴワ・硬い仕上がりになっていたと思い、柔軟剤を使うとどうなるのか比較しようかなという意図です。
僕は柔軟剤を使わなくても気にしなかったのですが、久しぶりに使ってみて「やっぱり柔軟剤使ったほうが良いかも」と思う可能性もあります。
それを確かめるためにしばらく使ってみようかなと。
場合によっては、今後使うことはないかもしれないですし、全くのゼロとは言わずたまに使う程度に留めるかもしれないです。
正直、洗濯の目的は衣類の汚れを落としてキレイにすることなので、仕上がりの柔らかさは重視していないんですよね。
とは言いつつも、人間の考えはコロコロ変わるということも知っているため、しばらく使って心境が変わるかもしれないです。
柔軟剤の有無で仕上がりに違いはあるのか、また柔軟剤の必要性を見直したい方にとって少しでもお役に立つ内容でしたら嬉しいです。